■ Renesas Technology ────────────────────────────■
- 第4話 - 世界最先端の現場から
――新米技術者の開発体験記
■ ────────────────────────────────2004/12/17 ■
世界レベルの半導体技術を誇るルネサス テクノロジ。開発の現場は、まさに世界最先端を疾走する領域です。そんな現場は、新米技術者の目にはどのように映るのでしょうか。今回は2004年に入社した新入社員が開発現場の日常を語ります。
★ 語り手★ システムソリューション統括本部 システムソリューション第二事業部
モバイルSOC第一部 第二グループ 松本圭司
■ いきなりモジュールの設計を任された! ■
この設計は君に任せるよ──入社1年目の私に、上司はこう言いました。昨年7月のことです。任されたのは、携帯電話の心臓部とも言えるアプリケーションプロセッサのモジュールの設計です。
大学院時代にロボットの皮膚となる触覚センサの研究をしていましたから、チップ設計の経験はありました。けれど、モジュールの1つとはいえデジタルTVの受信チューナとの接続やベースバンドとのインタフェースといった機能などが搭載された、重要な部分。新入社員の私に任せていいものだろうかと思う反面、「任せてもらえた」という喜びも感じたのは事実です。
■ 1日中一言も喋らず開発に没頭 ■
そうは言っても、やはり簡単にはいきません。設計期間は約4カ月。始業は朝8時半ですが、納期前は連日真夜中までパソコンにかじりつく日々が続きました。設計は最上流の工程。納期が遅れれば、後の工程にしわ寄せが及びます。キツイなどとは言ってはいられず、集中している時などは一言も喋らずに1日が終わることさえありました。
ただ、そうした中で働くことが自分の成長につながっていることも実感しています。時間の使い方ひとつにしても、自分自身、格段に進歩しているのを感じます。上司から厳しい指導の言葉を投げかけられることもありますが、疑問に思い続けてきたことを即座に答えていただいた時などは目からウロコ。尊敬できる優秀な先輩が多い職場は、実に刺激的でもあります。好きな仕事に就けた喜びを感じている日々です。
■ 自ら設計したモノが世界中で使われる冥利 ■
携帯電話のアプリケーションプロセッサは、苛烈な開発競争が繰り広げられている領域。そんな中で世界最先端のテクノロジーを追求し、その結果、自分の設計したものが世界中の人々に使われることになる??技術者冥利に尽きると思います。
正直、仕事がキツイと感じることは多々あります。しかし、皆が一丸となって世界最先端の技術に挑戦する姿勢には、新人ながらぞくぞくするものがありますし、「私もやってやるぞ!」といったファイトが湧いてきます。ぜひ、他社にはない、使う人をビックリさせるような機能を実現したい、そして将来は工程全体を見る仕事を手がけてみたいと考えています。
さて、私が担当したモジュールはどうなったかって? もちろん納期までにキッチリと設計完了しましたよ。それにしても、アッという間の設計期間でした。
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松本圭司 2004年入社
携帯電話に搭載されるSuperHマイコンの整然としたアーキテクチャに惹かれ、この分野で世界レベルの実績を誇るルネサス テクノロジに入社。細身ながら、学生時代は自転車サークルに所属して全都道府県を走破。今でも小平の独身寮から奥多摩や富士山まで自転車で往復する猛者だ。
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