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業務改革推進統括部は、BPR(※1)推進部、グローバルマスタ管理部、設計業務支援部、IT戦略企画部の4部署から構成されています。ルネサスグループ全体の業務プロセス、情報システムの効率化をグローバルに企画・推進する部門であり、グループ全体の競争力強化が最大のミッションです。
私自身はIT戦略企画部に属し、ITインフラ業務とアプリケーション業務を担当しています。前者は、ネットワークやインターネット、メールなど、社員が共通して利用するIT環境の企画、導入、運営を担当。後者では、受注前営業活動支援を行うSFM、需要見込みから生産計画・指示を支援するSCM、ロジスティックス、原価・会計管理、資材調達といった業務を支援する基幹情報システムをERPや自社システムを組み合わせて構築・運営しています。2003年以来、PMIプロジェクト(※2)として取り組んできた業務プロセス、システムの統合が06年でほぼ完了したことで、現在は、同プロジェクトでカバーできなかった関係会社の基幹システムの統合を中心にBPRプロジェクトとして取り組んでいます。
全社の業務プロセスをサポートするシステムは、その出来映えが業務効率を大きく左右するだけでなく、関係部署が複数に及ぶため、仕様の最適化には、調整や検討に苦労することがあります。しかし、システムが完成し、予測どおりの効果が得られたときの達成感は大きなものがあります。
ルネサスグループのITシステムは、機動力を重視したリアルタイム性の高い構成となっており、他社にも誇れるシステムだと自負しています。
数々の半導体製品でトップシェアを持つ当社は、それだけ規模が大きく、SCM構築をはじめとしたIT化によって多大なコストメリットを得られる可能性があります。この結果、半導体業界の競争条件である大規模投資がさらに容易になる状況が生まれます。
技術に関しては社内外の教育コースで習得可能。難しいのは仕事の進め方や取り組みのスタンスで、これは座学では習得不能です。圧倒的にOJTから、すなわち業務を通して学ぶことが重要です。
独り立ちできるか否かは、判断力が身についたかどうかにかかっています。最初の2年は、これを磨く時期。自分で材料を集めて判断し、先輩社員にチェックしてもらいながら徐々に判断力を高めます。次は新しいことにチャレンジする段階。ある程度仕事ができるようになると、現状に甘んじてしまいがち。しかし新たなチャレンジなしに成長はありません。コアとなる専門分野を持ちつつ、チャレンジを重ねます。
こうして一人前になると、仕事が集まり始める。今度は業務の処理効率向上が課題となります。仕事はこのプロセスの繰り返しにより身についていきます。
物事を論理的に組み立て、体系的に整理する能力が求められています。役立つ専攻分野としては経営工学、アルゴリズムのような数学的知識、コンピュータサイエンス、人間工学。このほか商取引、輸出入、会計など幅広い知識とスキルが求められます。むろん、これだけ広範な領域を大学時代に学んでいる人は皆無でしょう。結局は「学ぶ意欲」が一番求められているとも言えます。
IT部門は全社を横断的に俯瞰できる数少ない部署です。全体の最適化、改善活動をリードできる部門にしたいと思っています。
初志貫徹。初心忘れるべからず。私自身は「いろいろな事を、どんどん改善したい」という気持ちをもって社会に出ました。この気持ちは今でも持ち続けています。「何をしたいのか」について間違っていてもいいので真剣に考え、初志を貫いてください。あやふやなままだと、自分を見失ってしまいます。
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