|
武蔵事業所内で社員の人事、処遇、給与、労政(※1)、採用、教育などを担当しているのが勤労課であり、私は労政、採用、教育を中心にその実務とりまとめ役として、各担当者と連携し、こうした業務を進めています。
武蔵事業所は設計開発拠点であり、分野の異なる複数の事業組織から構成されています。こうした中で、組織を横断的に観察し、各組織、状況に応じた運用を行いつつも、事業所としての一体感を醸成し、より強いチームを実現していくことが課題です。
そのためには社員からの様々な相談に応じ解決するなど、一つひとつ積み重ねが重要であり、社員の働きやすい職場環境を実現しなければなりません。
勤労課の仕事は、人が相手。様々な相談を受けますが、内容は多岐に亘ります。同じ会社といえども人間の営為は多様であり、勉強になるところは多大。一緒になって良い方向を見出し、解決した際の達成感も格別です。ただ、個別対応だけでは全体の一体感が育ちにくいのが悩ましいところです。
一方、労働組合との折衝も仕事の一つですが、労働組合の意見は従業員の声を代表したものであり、そうした声にダイレクトにぶつかり、対応し、解決できた時、大きな充実感があります。
人に関連する職務ですから、仕事を進める上での考え方や具体的な方法は業務を通して身につけるのが一番です。私の場合、幸いにして海外業務研修(※2)
やジョイントベンチャーであるトレセンティテクノロジーズ社の立ち上げに参画するなど様々な経験ができましたし、労働組合や関連官庁との交渉などで多彩な人々と意見を交換する機会にも恵まれました。こうした経験を通して、幅広い考え方や仕事のやり方を学ぶことができたと思っています。
就業規則や法律などの知識を、体系的に学ぶことはもちろん大切ですが、個別のケースごとに原典にあたって現実に適用するという業務を通して、はじめて生きた活用法を身につけることができます。
くどいようですが、私たちの仕事は人に関すること。会社は様々な人たちからなる組織であり、強い組織であるためには多様な層の考え方を理解することが大切です。そのためには、他者の意見を素直に受け止められることが大前提。業務範囲も幅広いため、様々な対象に興味を持ち、チャレンジ精神と粘り強さを忘れないことが大切です。
世の中の移り変わりはますます激しくなっています。私の仕事もまた、その変化に則して変わっていくことは必定でしょう。変化の兆しをいち早く察知し、先手を打たなければなりません。そのためには常にアンテナを高く掲げ、様々なことに好奇心を持ち続けていこうと考えています。
目標は、一人ひとりが「働いて良かった」と感じる会社。どちらかと言えば受け身の印象が強い仕事ですが、今後は新しい会社・時代に合ったルール・運用を確立するなど「攻め」を意識して仕事をしていきたいと思います。
「羊たれ、狼たれ。そして星を見よ!」。学生時代の恩師の言葉です。「羊たれ」とは、「一番若い仲間として職場に加わる以上、羊のように素直で従順であれ」ということ。「狼たれ」とは「群れを食いちぎろうとする意欲に燃えよ、改革者であれ」ということ。「星を見よ」とは「社会、会社、技術の姿を展望し、その展望に依拠して時をみて行動せよ」ということです。狼になるのも星を見るのも難しいですが、羊になるのもなかなか難しい。悩んだ時は、より遠くを見据えて展望すれば、悩みも小さなことだと思えてきます。
|