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財務統括部は経理部と、第一から第四経理部の5つの部署から成り立っています。第一から第四経理部は各(統括)本部単位の経理を担当。第一経理部はシステムソリューション統括本部、第二経理部は汎用製品統括本部、第三経理部はメモリ統括本部、第四経理部は生産本部を担当します。
私が属する経理部は企画1課、同2課、会計課、管理課、北伊丹会計課に分かれ、この5つの部署で全社的な経理・財務を統括しています。このうち北伊丹会計課は、北伊丹・西条・高知・熊本・福岡の5拠点をとりまとめる部署。私自身は北伊丹事業所の設備投資と固定資産(※1)関係の予算策定~実績管理、西条・高知・熊本・福岡の各拠点における経理担当者からの経理データのとりまとめ業務を担当しています。
業務は主に予算関連と決算関連に分けられ、毎年4月からは前期の決算、夏からは営業の売上計画を受けて下期の予算策定、翌年1月からは次年度上期の予算策定という流れになります。この他、月次決算(※2)と上期末の中間決算、さらに会計監査、税務監査への対応、さらには新しい基幹業務システム構築プロジェクト(※3)における固定資産サブワーキングメンバーとしての業務もあり、多忙な日々を送っています。
固定資産は金額が大きいだけに、読みを誤ると会社に大きな損害を与えてしまいます。また、予算策定業務には他部署の予算を引き締めるという側面もありますから、自ら襟を正す姿勢が必要だと痛感しています。こうした責任の重大さ、そして折に触れ各拠点から何かと頼りにされることが、やりがいです。また、固定資産状況を見ていると、会社が今何を重視し、どういった投資をしているのかといったことがよくわかり、経理からも世界の半導体業界の動きを窺い知ることができ、興味深いところです。
一方、半導体市場は変化が激しく売上計画も頻繁に変わりますから、1カ月先も読み切れない面があります。予算策定時に将来の変化をどう読むか――この点にいつも頭を悩まされます。
やはり基本はOJT。「お金」という視点から会社経営の全般を見る業務ですから、新人の頃から部長クラスの方々と接する機会も多く、薫陶を受けたり、考えさせられたりするチャンスに恵まれています。
しかし受け身では得るものが少ないのも事実。自分の業務を通して、その意味するところや過去の事例、関連部署やシステムとの関わり、あるいはその業務が会社の損益に与える影響など、積極的に考えれば多くのことを学ぶことができるはずです。
財務には会計や税務の知識は必要条件に過ぎません。経理という仕事は、「お金」という視点から経営の判断材料となる重要指標を経営陣に示し、それを末端までフィードバックさせるためのコンサルティング的業務までを含みます。つまり、お金の面から会社全体を把握し、他部署とコミュニケーションしなければならないのです。また、お金は会社のあらゆる領域に関わりますから、法律やIT、総務など多くの知識を幅広く身につけないと、その数字の意味を見分けることが難しく、日々勉強の必要があると思います。
新しい基幹業務システムの稼働と同時に、業務ルールも統一されました。これにより、さらに「攻め」の経営が促されると期待しています。
文学部出身の私は、経理の知識など当初皆無に近いものでした。それでも5年ほどすると、この仕事の深みと醍醐味をじわじわと知るようになりました。仕事を面白くするのも、つまらなくするのも、すべて本人の取り組み次第。一歩踏み込む勇気があれば、点に過ぎなかったものが線としてつながってくる。それがわかると、面白く感じるようになるものです。
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