自動車の純正品となったカーオーディオでは、①音響機器としての基本機能を備えたタイプから、②DVDの再生機能などを備えたカーエンターテイメント端末、そして③車内のマルチメディアサーバとしても機能する車載マルチメディア端末へと進化していくという製品展開のシナリオが描かれている(図1)。
ルネサスでは、充実したマイコンラインアップをベースにしてカーオーディオの幅広い製品展開に応えてきており、すでに多くの実績とシェアをもっている。また、マイコンばかりでなく、イコライザアンプ、電子ボリューム、マルチ電源といったカーオーディオ向けの専用チップも多数用意している。
①の一般的なカーオーディオの分野では、表示機能はシンプルなものが求められ、メカ制御もCDやMD のみである。こういった製品に対しては、M16Cファミリを提供し、お客様のニーズを満たしてきた。図2は、そのなかのM32C/87シリーズを用いた最新カーオーディオシステムのブロック構成例である。 |
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従来、別チップとなっていた表示制御機能などについて、M32C/87シリーズを採用することで、チップ数の削減が実現できている。そして、今後は音響機器として音質とを追求する高級カーオーディオとしての要求仕様を満足させるための「音作りのためのデータ処理機能」などを付加して発展していく。また、車載機器用として必須となってきたCANコントローラも内蔵しており、リアシートからのリモコン操作や走行系のデータ表示などへのニーズに応えることができる。
M16Cファミリは、一般のカーオーディオを実現するのに充分な機能を備えており、すでに多くの採用実績をもつ。これをベースにしてカーエンターテイメント端末クラス以上のシステムへ発展させる場合には、M16Cファミリをカーオーディオシステム全体のコントローラとして使用し、これにSH-2AやSH-4Aをコアとした高性能マイコンを加えていくというソリューションを提案していく。 |